Photo:Satoshi Shigeta

篠原町の家

 新横浜駅に程近い、新しく開発された分譲住宅地に建つ住宅。家族構成は、共働きの夫婦とペットの犬と猫である。ご主人は外資系の企業に勤務されており、夜間ご自宅で海外とのやりとりされることもあり、どんな時間帯でも夫婦がそれぞれ気持ちよく過ごせる空間が必要だった。

 設計は、光と熱の環境にこだわって進めた。まず、おだやかな自然光が入ること、移動する空間の先に光があるようなプランの構成と開口部のあり方を意識した。また、敷地には多少の高低差があり、内部空間の中でその高低差を解消するためにスキップフロアのプランを採用しているが、そのことによって全ての空間が一つながりに流れるようになってる。

 ご夫妻は家族と言うべきペットの犬と猫をとても大切にされており、玄関からリビングへと1階全体に続く床タイル貼りは、滑りにくさと清掃の容易さから選択している。そして、この床タイルの下全面に基礎蓄熱輻射暖房を入れ、一つながりになった家全体を24時間暖める全館空調の高気密高断熱の家とした。夫婦が不在の時、家の中は犬と猫だけになるが、このシステムの恩恵を一番受けているのは、彼らかもしれない。

|所在地:横浜市港北区|木造2階建て|敷地面積:127.46㎡|建築面積:57.65㎡|延床面積:88.27㎡|

|第一種低層住居専用地域|竣工年:2018年

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